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あ行
- 合い利かず
- 合い駒が無駄になるような詰みの形のこと。
- 合い駒
- 遠くから何マスも進める駒(飛車・竜・角・馬・香)に王手をされたとき、間に駒を打って王手を防ぐこと。
- 開き王手
- 駒の利きを止めている駒を動かして王手をかけること。
- 悪手
- 読み違いなど、悪い手のこと。
- 頭金
- 玉頭に金を打つこと。
- 居玉
- 玉を元々の位置の「5九」から動かさないままでいること。
一般的に不利とされる。
- 一間竜
- 敵の玉に対して、1マス空けて竜で王手をかけること。
- 居飛車
- 飛車を元々の位置の2筋から動かさないままで攻める戦法のこと。
- 動けない駒
- それ以上動けない場所に打たれた駒のこと。
一番上の段に歩や香を打つ、上から2番目までの段に桂を打つ、など。
打つと反則となる。
- 打ち歩詰め
- 反則のひとつで、玉頭に歩を打って詰めようとすること。
- 打つ
- 持ち駒を盤に置くこと。
- 王手
- 次の自分の手番で相手の「玉」を取れるように指した手のこと。
- 王手駒
- 王手をしている駒のこと。
- 王手飛車
- 敵玉と飛車が、斜めのV字のライン上または同じ斜めのライン上にある場合、王手をかけつつ、飛車取りをかけること。
- 大駒
- 飛車(竜)・角(馬)のこと。
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か行
- 囲い
- 玉を取られる危険性を非常に低くするための決まった陣形のこと。
「舟囲い」「美濃囲い」「矢倉囲い」など。
- 利き
- 駒の移動範囲のこと。
- 疑問手
- いくつか候補の手がある中で、思わしくない手のこと。
- 玉方
- 詰め将棋において、逃げる後手のこと。
- 玉頭
- 玉のひとつ前のこと。
駒のひとつ前のことを「頭」と呼び、駒ごとに「角頭」や「桂頭」と呼ぶ。
- 金底の歩
- 手筋のひとつで、手前から2番目の段に金があるとき、その直下に歩を打つこと。
- 桂頭の銀
- 手筋のひとつで、桂の頭に銀を打つこと。
桂の動きが大きく制限される。
- 好手
- 良い手のこと。
- 小駒
- 歩(と金)・香(成香)・桂(成桂)・銀(成銀)・金のこと。
- コビン
- 玉の左右の斜め前のこと。
- 駒交換
- 敵の駒を取り、直後に敵に駒を取り返されること。
- 駒得
- 駒交換において、自分の価値の低い駒と敵の価値の高い駒を交換すること。
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さ行
- 最善手
- その局面で考えられるもっとも良い手のこと。
- 指す
- 駒を動かすこと。
- 四間飛車
- 飛車を6筋に動かし、自分の玉を他の駒で守った上で、相手の攻めを待つ戦法のこと。
- 自陣・敵陣
- 自陣は自分側から数えて3段目までの範囲、敵陣は敵側から数えて3段目までの範囲のこと。
- 質駒
- 敵の特定の駒をいつでも取れる状態のこと。
- 十字飛車
- 敵駒がL字のライン上にあり、Lのつなぎ目のマスの敵駒を飛車で取って、両取りをかけること。
- 定跡
- 長く研究されてきて最善とされる、おもに中盤までの手順のこと。
- 筋
- 将棋盤のマス目における、タテの列のこと。
- 攻方
- 詰め将棋において、攻める先手のこと。
- 千日手
- 1回の対局中に、複数回同じ局面になること。対局は無効となる。
- 底歩
- 手筋のひとつで、一番手前の段に歩を打つこと。
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た行
- 対局
- 将棋で対戦すること。
- 叩きの歩
- 手筋のひとつで、歩を敵駒の前に打ち、その駒をひとつ手前に動かすこと。
- 垂れ歩
- 手筋のひとつで、と金になることを見越し、歩を攻めたい場所のひとつ手前に打つこと。
- 段
- 将棋盤のマス目における、横の列のこと。
- 長考
- 1手を指すのに、長い時間考えること。
- 詰み
- 敵の玉を必ず取ることができる状況のこと。
- 詰め将棋
- 将棋と同じルールで、決まった局面と手数で後手の敵玉を詰ませるパズルのようなゲームのこと。
- 詰めろ
- 詰みから逃れる対策を取らなければ、次の一手で詰みになってしまう状態のこと。
- 手筋
- 駒の上手な使い方のこと。
- 手番
- 自分が指す番のこと。
- 田楽刺し
- 手筋のひとつで、同じ筋にある角とほかの駒を、香を打ち両取りをかけること。
敵の駒を田楽豆腐に、香を串に見立てた呼び名。
- 投了
- 相手に負けを伝えること。
- トン死
- 最善手の見落としやうっかりにより、詰まされてしまうこと。
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な行
- 不成
- 自分の駒が敵陣に入ったときでも、成らないままでいること。
- 成る
- 自分の駒が敵陣に入ったとき、駒を裏返すこと。駒の名前と動きが変わる。
- 二歩
- 反則のひとつで、すでに歩のある筋にもうひとつ歩を打つこと。
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は行
- 敗着
- 悪手や疑問手の中でも、決定的に負ける原因となった手のこと。
- 腹銀
- 手筋のひとつで、敵玉の左右どちらかに銀を打つこと。
金を打つ場合は「腹金」と呼ぶ。
- 飛車角取りの金
- 手筋のひとつで、近距離に飛車と角がある際、金を打ち両取りをかけること。
- 飛車角取りの銀
- 手筋のひとつで、近距離に飛車と角がある際、銀を打ち両取りをかけること。
- 飛車金取りの銀
- 手筋のひとつで、近距離に飛車と金がある際、銀を打ち両取りをかけること。
- 必至
- 次の1手で確実に詰ませられる局面のこと。
- 紐を付ける
- 狙われている駒が取られても取り返せるように、二枚の駒を連携させること。
- 符号
- 筋と段の数字を組み合わせた、将棋盤のマスの位置のこと。
- 振り飛車
- 玉を陣地の右側へ、飛車を左側へ移動させる戦法のこと。
- 棒銀
- 居飛車の戦法のひとつで、飛車と銀を使って2三の敵陣を突破する戦法のこと。
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ま行
- 無駄合い
- 詰め将棋における禁止事項のひとつで、玉方が王手から逃れるためにタダで取られる合い駒をすること。
- 持ち駒
- 自分の駒を相手の駒に重ね、取った駒のこと。
自分の手番で、自分の駒として盤に置ける。
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や行
- 寄せ
- 最終盤において、敵玉を詰ませるために、王手をかけるなどの必要な手を指すこと。
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ら行
- ライン攻め
- 角の利き筋に、敵の玉と別の駒がいるとき、逃げることのできないその別の駒を攻めること。
- 両王手
- 駒の利きを止めている駒を動かして、同時に王手をかけること。
- 両取り
- 1枚の駒で、敵の2枚の駒が取れる状態になる手のこと。
- 両取りの桂
- 手筋のひとつで、桂の利きを利用して両取りをかけること。
- 連続王手の千日手
- 反則のひとつで、連続して王手をかけることで千日手となること。
王手をかけた側の負けとなる。
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わ行
- 割り打ちの銀
- 手筋のひとつで、飛車と金が1マス空いて横に並んでいる際、銀を斜め後ろに打つこと。銀と交換でどちらか一方を取ることができる。